4月の雑誌掲載

●dancyu 2011年 5月号  (4月6日発売)

「油揚げ」の特集にて、「自家製油揚げ」の作り方、食べ方を提案させていただきました。

油揚げは豆腐からできているのですが、それは「油揚げのための豆腐」で
市販されている豆腐とは、ちょっと違います。
ご家庭で自家製油揚げを作るなら、市販されている木綿豆腐がおすすめです。
水切りの仕方、切り方、揚げる温度などなど、自家製油揚げを作るなら、
参考にしてみてください。

それにしても、「油揚げ」にここまでフォーカスするとは、
dancyuさんは凄いですね!。
撮影時、担当編集者さんが、日本各地の油揚げを求めた
取材話をしてくださいましたが、
本当に油揚げの大きさも、厚さも、多種多様で驚きました。
今更ですが、普段自分が目にしている油揚げはサイズも厚さも
「born in 関東」なんですよね。
国民的食材ゆえ、生まれも育ちもいろいろなんでしょう。

自家製油揚げを、だれが作ってもおいしくできるよう、
その試行錯誤たるや、結構な時間を費やしました。
豆腐(油揚げ用ではない)と油のみの材料なだけに、
水分の抜き加減、厚さ加減・温度加減(本当に、加減が大事)、
trial and errorの繰り返しでしたが、
最後にちゃんとかりっとする油揚げのレシピに着地しました。

ただし・・、最近の木綿豆腐も多種多様です。
作りやすい豆腐と、ちょっと作りづらい豆腐もありました。
その違いはにがりのうち加減や豆乳の濃度なのですが、
残念ながら、これは豆腐に表記されていません。
ちょっと固めのものの方が作りやすいと思います。
是非チャレンジしてください。

油揚げに合う「お供のおかず」も同時に紹介していますので、
こちらも是非。、
なんですが、ビールを片手に、揚げながらつまみ食いするのが、
一番かもです(笑)。

4月のお休み

4月4日・11日・18日・25日 (すべて月曜日)
4月19日            (火曜日)

となります。

定休日は毎週月曜日。
今月の臨時休業日は19日(火曜日)です。

よろしくお願いいたします。

震災後

思いもよらぬ惨事です。
現在も、原発問題から目が離せない状態です。

現在、七草は平常通り営業しております。
店は大丈夫か?と、ご連絡をくださった方々、
本当にありがとうございます。

電車が通ればがたがたっとする店ですが、
幸いにも、物件には一切の破損もなく、
器も割れず、
スタッフも、各々の家族も無事でした。
けれど、週2回出勤のスタッフ、しおりちゃんの実家は福島市。
震災後も、できる範囲で稼業のお寿司屋さんの営業を再開しているそうですが、
大気や水の放射線汚染を案ずる日々。

野菜や原乳、水、海洋植物など、その安全性が多く報道されています。
ただならぬ事態です。
メディアやウェブ上にある情報は
迅速ですし、日々追っていくべきで、私自身もできる限り
目を通すようにしています。
けれど、一方で与えられるだけの情報では足りなかったり、
また、与えられた情報を受け取ることしかできない状況に、
少し苛立ちさえも感じはじめています。

恐らく、先週中までにこのブログに震災に関することを書き綴っていたら、、
一日ごとに、時には数時間ごとに変わって
行く報道・情報に翻弄され、戸惑ったりしている姿や、
ちょっと筋違いな正義感や、その時その瞬間の切り取られた感情や思いばかりに
フォーカスしていたかもしれません。
実際、そんな自分に気が付いて、
もっとさまざまな人々と直接話をして、与えられるだけの話ではなく、
自ら取りに行く話、語り合うべき話をある程度積み重ねてからの
ブログアップにしようと思っていました。

「食」に関わる者として、そして一個人として、
これら一連の出来事に対し、思うこと・考えることはたくさんあります。
幸にも、飲食店という人々の出入りが多い仕事です。
ご来店されたお客様や、顔を出してくれる友人・知人、
営業外でお仕事をご一緒させていただいている方々、
加えて野菜の流通業者や生産者の方々と
直接話をすることで、現状を確認したり、これからのことを考えたりして
しています。

このブログ上で自分の意見を書くこともできますし、
時にはこういう場で自身の意見や思いを述べることも
必要だったり、意外にも有益な場合もあります。
けれど、それを踏まえたうえでも、
七草としては、直接みなさんとお話しすることが、
一番かと思っています。

ひとつだけこの場でいうならば、
やはり、役に立ちたい、、ということです。
一個人としても、七草としても。
職業というのは、社会との接点の一つで、
自分と社会をつなぐ、へその緒のようなものかな
常々と感じています。
数年前からでしょうか?
「七草は何がしたくて七草なんだろう?」という思いから
「七草が、何かの、だれかの役にたつにはどうしたらいいんだろう?
担っていくものはなんなんだろう?」
という気持ちに移り変わってきています。
この震災をきっかけに、その思いはより強くなりました。

毎日考えています。
もし、いっしょに考えたり、ご意見をくださる方が
いらっしゃれば、お店で話かけてください。
しっかり耳を傾けます。

お雛



いくつになっても(笑)、よいものです。