お茶のブレンディング


枝状になっているのは、どくだみ。
左上が、柿の葉
わしゃわしゃっと絡まっているのがよもぎ。
しゃかしゃかとしている山がエキナセア。
くるくるしている山は、ウーロン茶
つぶつぶころころは、はと麦。

焙じたどくだみ+柿の葉+はと麦もよいし、
よもぎの葉と緑茶もよい。
そのほか、そば茶や玄米茶などを、
好みのお茶と合わせてもよい。

お気に入りは、
自分で干して作ったお茶に、ミントやレモングラスなどのハーブ類を合わせたり、
クローブやシナモン、カルダモンなどのスパイスを合わせたり、
柑橘類の皮を加えたりしたもの。

旅先で飲んだハーブティーやスパイスティー、
ミントティーや中国茶などなど、
様々な国での味の記憶と、
自分の日常が重なり、織りなし、お気に入りの味が出来上がる、
その一連の作業はとても楽しい。

処暑と梨

今日から処暑。
暑さも盛りを超えて、秋に向かって涼しくなるのがこの時期から・・・、
と、言われています。

近年は残暑が厳しく、夏の盛りが長すぎて「処暑」という言葉すら
忘れてしまっていましたが、
今年は「処暑」らしい気がします。

東京も30度超えをしても、
そよそよと吹く風が、肌にさらっとしていて
「おや?ちょっと秋の気配・・?」と小さな変化に気づきます。

スーパーや八百屋さんのの店先に「梨」が山盛りでてきました。
私にとって
「処暑」は「梨」の季節です。

この時期は「幸水」です。
幸水は、甘みの強いほどよい水分と、むっちりとぎゅっとキメがつまった食感。
私は梨で幸水が一番好きです。
梨は品種によって、リレー出荷。
この後、8月下旬からは「豊水」がきます。
(すでに「二十世紀」も出ているみたいだけど)

そのほか
「新水」「長十郎」「秋月」などなど、
9月になるといろいろな種類の梨がお目見え。

この時期のお料理のひとつ、
「梨のみどり酢和え」は大好きな一品です。
湿度を感じた一日、
この和え物と、きりっと冷えた白ワインの組み合せは
体のほてりがすーっと引いていき、
暑さゆえ、少し閉じてしまっていた食欲がぱちっと目を覚ます、
そんな感じです。
個人的には、今お店でご用意していいる
「ピエール・フリック」のビオワインと組み合わせるのが好きです。
ふくよかなブドウの果実味と梨の甘みが、
ふわっと口の中で溶け合います。
この和え物、豊水や長十郎だとしっくりいかず、
幸水だからこそおいしい組み合わせだ!と思います。
9月上旬くらいまでのご用意になると思います。

小クワ


涼しいですね。
とっても体が楽です。しばし、キッチンでの暑さから解放され、
体も頭もすっきりしています。

こちらは小クワ。またの名をサルナシ、マタタビの仲間です。
こんな季節になりました。
果実酒にするか、ジャムにするか、どうしようかな・・、です。

中国の小クワを改良に改良を重ね、キウィになったそうです。
確かに、切った断面図もキウィみたいで、
食べると口の中が、えぐみのような、あのにがにがした感じや、
ちょっととげとげしてしまう感じは一緒です。
野趣あふれすぎのキウィ、といった感じ。

小クワといえば「晴れたらいいね」に出てきます。
購入した日は、終日この歌が頭の中でヘビロテ(笑)。

ミントティー


マラケッシュで飲んだ、甘い甘いミントティー。
gunpowderといわれる緑茶(日本の緑茶ではなく、中国緑茶の製法)と、
フレッシュミントの葉、お砂糖たっぷりの温かいお茶は、
本当においしい。

あの町にいると、いくらでも飲めるのに、
いざ東京で日常的に飲もうと思っても、
甘すぎて飲めないな・・と、思ってしまうから不思議です。

夏は砂糖なしのミントティーを冷蔵庫に常備。

ガラスの1リットルくらいはいるドリンク用の容器に(名前、なんだっけ?)
茶葉大さじ1杯とちょっと、
ぐっとわしづかみにしたミントの葉っぱを入れて、
あっついお湯を注いで、放っておく。
冷めたら冷蔵庫へ。
フレッシュミントが手元になければ、ティーバックでも十分おいしいです。

ゆらーんと開いた茶葉をしげしげと見るのも結構すき。

おおきめの薄はりのグラスに氷と一緒に注ぎます。
手に持つたびに聞こえる
からんからん、という氷の音。
いい音です。

ミントで体も頭もすっきり。
仕事もはかどります(これはちょっと嘘かも・・)

お盆


精霊馬に乗ってご先祖さまがいらっしゃるお盆。
足が速い馬(きゅうり)に乗っていらっしゃり、
ゆっくり足の牛(なす)に乗ってお帰りになります。
七草にも立ち寄ってくれるとよいです。

父方のお墓は街中にあります。
母方のお墓は霞ヶ浦近くの高台にあり、
霞ヶ浦と蓮田が一眺でき、すばらしい景観です。
蓮の葉に、お米に刻んだなすやきゅうり、スイカを混ぜたものをのせ、
お墓に供えます。

私の実家は、車で10分ほど行くと一面に蓮田が広がります。
この時期は、白やピンクの蓮の花が所々にすらりと咲き立ち、
大きな蓮の葉には水の玉がころりとのっています。
蓮田と蓮田の間の道は、車がすれ違うのがやっとの幅で、
ゆるいカーブでも大きな蓮の葉で先が見えず
体を乗り出して前方を確認しなければならないほど。
蓮田の周辺には、アシと蒲の穂、ススキも茂ります。

「ちょっと蓮田に行ってくるね」と、
お盆時期に帰省すると一人で車に乗って
この場所に向かうのが常。

夕暮れ時、西に目をやると、
沈みゆく太陽のオレンジ色の夕焼けが
グレーの低い雲に反射し、そのコントラスが
とても美しい。
その空を背景に、
アシと蒲の穂、ススキ、その向こうの蓮田が
シルエットとなって浮かびあがります。

耳に聞こえるのは、ヒグラシの声と、
ちゃぽんっ・・・と、蛙が田んぼに飛び込む音のみ。

幼きころから変わらないこの風景。
この中にいるほんの数十分、
不思議な感覚に包まれ、やがて飲み込まれていきます。
とても静かで安らかです。

この蓮田を見に訪れる人はいないでしょう。
この場所は、人々の生活と日常にすぎません。
食べるための蓮田ですので、
蓮見舟や象鼻杯などの風流さなんて皆無です(笑)。

なのですが、このように人々の生活と伴にある、
蓮田が大好きです。

お盆の時期と相まって、
この風景と、清涼なる蓮の花の香りに触れると
自分のルーツを確認するような、
そんな気持ちになります。

帰りの車中では、
蓮餅のお椀や、蓮の葉で包んで蒸したご飯のこととか、
考えます。
こう意味でも、自分のルーツかな?と笑。

干し野菜⑤

連日暑いです。

長めに冷房を効かせると喉の調子がなんだかおかしい感じになったりするので、
冷房もう~ん・・だし、
かといって、まったく冷房なしっていうのも、またおかしい感じになるしで、
一体どうしたら体が安定するのでしょうか・・?
今窓から、そよそよ~・・と、気持ちのいい風が入ってきました。
そうそう、このその風。
これは本当に気持ちよいです。

今朝は随分干しています。

実は植物を育てることがちょっと苦手な私ですが、
野菜を干して、ひっくり返したり取り込んだり、と、
こまめに世話をするのは全く苦にならないから不思議です。
(干し野菜はせいぜい5時間程度のことなので、
いばることではないのですが・・)

こちらはぶどう。
しわしわになってきました。
これは結構前から干しています。



こちらはいろいろ。



こちらはからし菜。
漬物になります。青菜はつり干しするとよいです。


よく晴れているので、すぐ干しあがります。

ただ今ペルセウス座流星群も来ているので、
星降る夜に(スカパラ+ヒロト)を聞きながら、朝から元気に干しました。

ペルセウス座流星群

来てますね。
流星群。
夜、ぽやーっとする時間があるなら、
空を見上げてみてください。

ペルセウス座流星群

さやもの


左にぐるっと長いのが三尺ささげ。
真ん中がいんげん
右上が千石豆。

夏はさやものの野菜がたくさん。
胡麻和えにしたり、煮物にしたり、おいしいです。

さやものは茹でたら、
水にとるより、おか上げにするとよいです(直接ざるに上げること)。
茹でたときに含んだ水分が冷める過程でとんでいくので、
和え物にしたり、だしに浸したりするときに、
含んだ水分で味が薄くなることがありません。

余熱で柔らかくなるので、
少し早め(堅め)に引き上げます。

立秋

今日8月8日は立秋。
「秋が立つ」とは暦の上のお話で、
天気図を見ても、鼻の頭の汗の具合をみても、
明らかに夏真っ盛りです。

キッチンの中は暑いです。
ごくごくお水を飲みながら、
見えないところでぱたぱた団扇で
仰いでいます。
夏、早くおわらないかな・・・、と
ちょっと思ってしまいます。

なのですが、
もくもくと沸き立つような(大好きな)入道雲を見たり、
夕方にごろごろ響(大好きな)雷を聞いたり
ざざーっと降る(大好きな)夕立にあわてて窓を閉めたりしていると、
夏には夏のリズムがあるなぁ、と
意外にも、夏を楽しんでいる自分もいます。

夏の空は高くて青くて眩しくて、
仰ぎ見た途端に、すーっと吸い込まれていくよう。
さっきまで考えていたことや、思い巡らせていたことも、
どこかへ行ってしまうから不思議です。

あと10日もすると、お店の前の小田急線の線路沿いで、
マツムシやコオロギの声が聞こえ始めます。
気づけば日も短くなっています。
夏野菜の一部は月末当たりになると、
ちょっとトウがたったり、おいしい盛りを終えてしまいます。

今が夏野菜の一番おいしい季節です。
是非食べに来てください。