清明



実家から送られてくる荷物には、必ず庭の花も入っている。
蕾だったやぶ椿がきれいに咲いた。(ちょっとふちが黒くなってしまったけれど。)

店の入り口のアイビーに埋もれたハゴロモジャスミンが赤い蕾をつけ、
お隣さんの庭の紅葉はこの一週間で一気に新芽がでて、
ピンクの花を咲かせている。
気が付けば、線路沿いにどくだみの葉がちょこっと顔も出している。
通勤途中、どこからともなく漂う
ふわりと甘く清々しい花の香りにも気が付く。

春から初夏へむかっている気配が
あちこちに。

椿が届くのもこれが今年最後かも。
もうすぐ
スズランや鯛釣り草、グリーンベルに。

2012年3月4月の掲載誌②

●料理通信5月号(発売中)
「シェフ100人」

100人の料理人の好きな本・映画・音楽なども書いてあります。
「おぉ!この方とは趣味があう!」などという、楽しみ方もしております。

●朝日新聞「クッキングサークル」
こちら、4月号から1年連載で「干し野菜レシピ」を掲載しています。
月末、朝日新聞購読の方々に配布されています。
営業所によって、配布されているものが異なるようです。
クッキングサークルが配布されていらっしゃらない方、
営業所へ「クッキングサークルがほしいです」と、
お伝え頂いたら、なんとかしてくれるかもです・・。どうかな?

1番後ろのページです。見落とさないように!
(コウケンテツさまだけのレシピと思いきや、最後にこっそり私も隠れております・笑)
5月号(4月末配布)は「干しいちごのスコーン」です。



眺めのいい部屋。

ふと、窓際の桜を見て、
思い出した、
好きな映画。

2012年3月4月掲載誌

●やさいの時間4月号 (NHK出版) 「百年レシピ 滋味酒菜①」

2012年4月号(3月21日発売)より2年間の連載が始まりました。

百年後にも残るような、しみじみと美味しい、野菜が主役の酒の共。
ーこの連載内容を伺った時、私は胸に熱いものがこみ上げ、
 目がうるんでしまいました。(泣かないようにがんばりました)

お店を始めた当初、
「もっと味がしっかりしたものでないとお酒は進まないよ」
「少しの量で味が濃い方がいいな」
「野菜は体にはいいけど、お酒とはどうかなぁ・・。魚のほうがあうかな?」
などと、多くのご意見を頂いていました。

七草は決してお酒を飲まなければならない店ではありません。
お茶やソフトドリンク、お酒、皆様それぞれのお好みで
お食事を楽しんでいただきたいと思っています。

野菜や乾物ではやはりだめなのかなぁ、どうしようかなぁ・・・
野菜を煮しめたものや、タレや醤油をかけたものでないと、
お酒を飲む方々にはもの足りないのかな・・・、と、
あれこれ考え、しょんぼりしたことも沢山ありました。
ご意見を取り入れ、しっかりとした味の酢味噌和えを作ったり、
梅干しの味をきゅっと利かせた品を作ったり、
胡椒や山椒でめりはりとつけたり、と、
自分なりの工夫はしながらも、
どうしても自分の思う野菜料理の軸はずらすことができずにいました。

あれから8年が経ちました。

こうして8年続けていられること自体とてもありがたいことなのに、
「野菜でおいしくお酒を飲もう」さらには「100年後にも残るような」という
お話しを頂き、一人
泣かずにはいられませんでした。

20年ほど前は、レストランで野菜が主役となる一皿は本当に限られていたと思います。
和食・日本料理でいえば、
有名産地のたけのこなど、その季節にしかない「有り難いもの」に価値はあっても、
どうしても魚貝が中心、野菜は前菜にちょろり、炊き合わせにちょろりとある程度。、
たいていは魚貝と組み合わされていました。

社会情勢の変化と共に、食の世界にも変化が訪れ、
少しずつ「健康」「精進料理」というフレーム以外でも、
野菜は注目を浴びるようになりました。
伝統野菜を守り続ける生産者の方々、
野菜の味・安全性を第一に土作りから考える生産者の方々、
それらの野菜を消費者に届ける流通の方々、
新世代の料理人の方々、など
各々の志も伴ってのことかと思います。
このような方々の働きが、七草というお店を支えてくださるのだとも思います。

あれれ?話が随分それてしまいました。
連載に戻さなくては!戻します。

こちらの雑誌は、家庭菜園をする方々に心強い相棒となるもの。
NHKテレビの放送と連動したテキストです。
野菜を作らずとも、一読すると野菜の旬がわかります。
是非、お手にとってみてください。
4月号(発売中)は、スナップエンドウを取り上げました。

あと2誌ご紹介があるのですが、
また後程に。
(あまりにも力を込めて書いてしまい、エネルギーがなくなってしまいました・笑)