
「料理上手といわれたい!」
という特集。
ほんとほんと、言われたいです。
がんばりたい。
「器でもてなす、和のしつらえ」
というページに掲載頂いております。
いつもの七草のお料理を、いつもの器にて、
写真を撮っていただきました。
ご来店頂いている方々には、見慣れた料理と器です。
いまや料理の世界もグローバル化・クロスカルチャー化もしているので、
和も洋も、境界線がはっきりとしない雰囲気もあります。
これはこれで、とっても面白いことなのです。
七草の料理も、スパイスやハーブをちょこっと使っています。
(もっと使いたい、が本音)
そんな中、
「これこそ、和の世界」と
大事にしていることもあります。
蓋付きのお椀、です。
飯椀・汁椀・煮物椀、とさまざまですが、
温かい料理を銘々に、蓋をして提供するのは、
和食ならではです。
温かさを閉じ込め、香りを閉じ込め、
蓋をあけた瞬間に、美しい景色をお椀の中に見ることができます。
素敵なんです。和食。
自宅で蓋付きのお椀を使う必要はあるのか?ないのか?
なくてもいいと思います。家では家でのごはんの楽しみ方がありますから。
私も家で蓋付きの器は使っていません。
でも、蓋付きのお椀でごはんを食べる経験をしてみると、
楽しいと思います。
せっかく日本にいるのだし、日本人だし(日本人でなくても!)、
日本が持ち得ているこの素敵な器で、
ごはんを食べると
「あ~、なるほどな~。いいもんだな。和食は」と、
改めて思えるような気がします。
掲載されているのは、
村瀬治兵衛さんの朱色の根来椀です。
使いこまれて、つやつやになってきてます。
和のしつらえで、お待ちしております。